この1週間は、ピィ子の成長を実感しました。
まずは、乳歯を拾ったこと。歯の生え変りは、成長を実感させますね。
見つけた時にはとても嬉しかったです。
それと、トイレトレーニングが新しい局面に移りました。これまではサークルの中にトイレトレイを置いていたのですが、思い切ってそこから出して、定位置(我が家では脱衣所)に移動してみたのです。
それと、前の週にようやく形になってきた『伏せ』が、更にできるようになってきました。
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成長と共に、知能が発達してきていることを実感します。
区別できる言葉が増えて来たようです。これまではオヤツがもらえる行動に関しては、言葉の覚えが早くて、あとは全然ダメだったのですが、最近はコマンドでない言葉以外でも、考えている素振りをします。
それと、指さす方向を見るようになってきました。
子犬の成長は面白いです。
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ただ、良い事ばかりではありません。
おさまって来たと思っていた甘噛みが、再燃しました。
感触としては、以前は興味の対象を口に入れて確かめる行動だったのが、今は遊びの一環として噛んでいるような気配です。
飼い主が怒るのを、面白がっているような気配さえあります。
さて、どうなるやら。
乳歯が永久歯に生え変わりました
先代犬のピーチーは、生後4か月(確か)で警察犬の学校(寄宿舎)に行ってしまい、3か月後に戻ってきたときには、全ての歯が永久歯に生え変わっていました。
ブログ等を見ると、我が子の成長の証として、乳歯を載せていらっしゃる飼い主さんがいらっしゃいます。それを見て羨ましく思っていたのです。
だからピィ子では、絶対に乳歯を回収しようと思っていました。
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しかしながら我が家のピィ子、ハイテンション過ぎて、まだ生え変わるには早い時期にもかかわらず、激しいボール遊びで次々に乳歯が抜けていきました。
手に血がついて、アレと思ってく口を開けさせると、無いのです。歯が。
一番丈夫なはずの犬歯は、上下の4本とも早々に消えてしまいました。
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今や、いつの間にか全ての歯が生え変わってしまったように思います。
そんな中で、1個だけ回収できたのが、上の写真の歯です。
ああ、良かった。1個だけでも回収できて。
しかし、残りの歯はどうしたんでしょうね?
飲み込んでしまったのでしょうね。
考えて行動するようになってきた
ピィ子は低い仕切りを越えません。
写真はボールが仕切りの先に転がっていって、困っているピィ子です。
ジャンプ力はもう十分で、楽々超えられる高さですし、体も大きくなったので、ジャンプするまでもなく乗り越えられるはずです。
しかしピィ子はそれをしません。
しかし、特にトレーニングとして教えた覚えがありません。
最初にきつく叱ったことがあり、それを勝手に覚えているみたいです。
他にも叱ったことは沢山あるのですが、なぜだか仕切りを越えてはいけないということだけが、しっかりと頭に入ったようです。
これがどんなことにでもできたら、すぐにでもカリスマ・ドッグトレーナーになれるんですけどねえ。
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しかし――、知能の発達はすごいもので、「乗り越えなければ良いんだな」と学習したもようで、段ボールで作った仕切りは、鼻先でグイグイ押して、隙間を開けて侵入するようになりました。
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ダンボールは最初は小さかったのですが
工夫を重ねて切ったり貼ったりで、こんな姿に
あ、通れた!!
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ここもいつか板の仕切りにしようと思いますが、知育玩具みたいなものなので、しばらくはこうしておこうと思っています。
トイレの移動に挑戦です
それと、トイレトレーニングが新しい局面に移りました。時間はかかったものの、サークル内のトイレに戻ってオシッコをすることが、段々と定着してきたので、思い切ってサークルから定位置(我が家では脱衣所)に移動してみたのです。
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色々なご家庭で、トイレはベストポジションがあると思います。
我が家のベストは、トイレは脱衣所に置き、その奥のお風呂場の洗面器にたっぷりと水を張るというスタイルです。
これは先代犬のピーチーで色々と試して出来上がった、黄金比率のようなもです。
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こんな感じです
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ブルテリアという犬種が運動量が多いこともあり、留守番中に室内フリーにしないと、ストレスが溜まると思われるので、なるべく早くサークルからだしてあげたかったのです。それに、体が大きくなってきて、サークルからの脱走も、もう目の前でしたし。
結果はどうだったかと言うと、ご飯の後ととか寝起きとか、トイレまで誘導してやると問題ないのですが、それ以外では失敗は多いです。5割程度と思われます。
しかし、留守番の多い我が家では、なんとか覚えてもらわないといけません。
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今は家にいられる時だけを、室内フリーにして試しています。我が家はフローリングの床なので、もしも失敗したオシッコを長時間放置したら、ワックスが剥げてしまって大変なことになってしまいますので。
長い外出時や夜は、トイレをサークルに戻して、その中で過ごしてもらいます。
トイレが行ったり来たりで混乱するかもしれないと思いましたが、最終的にはトイレトレーがある場所ならば、どこでも出来るようになったもらわないと、旅行に連れて行ったりできないので、その訓練も兼ねてやっています。
まだ3日目なので今の段階では、良いとも悪いとも言えません。
さて、どうなるでしょう?
ソファに登れました
ジャンプ力はもう十分なので、いつか上ると思っていましたが、先週は奇麗にやりました。これまでは、よじ登らせると皮のソファーがダメになりそうなので、ジャンプ一番で飛び乗れるようになるまでは、敢えて上がらせないようにしていたのです。
ソファーの上には上がらせないという方針の躾もあるようですが、ピーチーの大好きな場所だったので、飛び乗れるようになったら、許可しようと思っていました。
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まだほとんど上がることはありませんが、室内フリーがきちんとできるようになったら、そのうちにここで寛ぐ姿を見るようになると思います。
この1週間の変化
ピィ子の体重は今10㎏で、先週を変わらずです。
お腹周りが太くなってきたので、少しフードの量を減らしたところ、元のようにスッキリしてきました。
体は相変わらず大きくなっているので、体重増の部分が成長に回ったということでしょう。
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『伏せ』のトレーニングは相変わらず続けており、段々と定着してきました。
ただ、伏せのポーズがまっすぐでなくて、後ろ足が両方とも左側にある、所謂女の子座りの状態です。
今はようやく『伏せ』が出来始めたところなので、難しいことは言わずこのままにして、もうちょっとしたらポーズを矯正しようと思っています。
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再燃した甘噛みの矯正は待ったなしでやっています。
成犬になっても本噛みでもしようものなら、シャレになりません。特にブルテリアは子供の指くらいは簡単にもっていきます。
方法は単純で、前と同じように噛むと喉の奥に指を差し入れます。
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こんな風に喉の奥まで
オエッ
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前と違うことが一つあります。前は乳歯だったので、指に刺さるような痛みがあり、実際に刺さるので結構血が出ました。
今は永久歯なので刺さりませんが、しかしその代わりに歯は太く丈夫で、前よりも顎の力が格段に上がっているので、締め付けるような痛みがあります。
もうしばらくすると、飼い主でさえ怖くてこんなことはできなくなります。
今やらねば。
と、結構真剣に、指を突っ込む日々です。
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加えて言うと、この指を突っ込むタイミングで、体を裏返しにしてへそ天状態にし、更にその上に覆いかぶさります。ピィ子はこうすると本当に怖いみたいです。
前はへそ天+マズルコントロールでも十分に反省したのですが、図太い性格+強情なので、ちょっとくらいでは反省してくれません。
【体の変化】
9月14日の体重|4Kg
9月21日の体重|4.4Kg
9月28日の体重|5Kg
10月6日の体重|5.5Kg
10月13日の体重|6.1Kg
10月20日の体重|7.1Kg
10月27日の体重|7.4Kg
11月3日の体重|7.6Kg
11月10日の体重|8.1Kg
11月17日の体重|8.8Kg
11月24日の体重|10Kg
12月1日の体重|10Kg ▶これが今回
②絶対に人も犬も噛まない → まずまず
③「伏せ」が、いつでもどこでも、長時間できる → 光明が見えてきました
②待て
③興奮時以外では、甘噛みはほぼしなくなりました。
④「座れ」、「座って待て」は、ほぼ出来るようになりました。
ピィ子について
毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。
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性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:散歩していないので分からず
その他:大食い
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む
――ピィ子の育児日記――
文:高栖匡躬
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――次話――
ピイ子がうちにきて15週間
さて、どうなるでしょうか?
――前話――
ピイ子がうちにきて13週間
なんとピィ子、『伏せ』と『トイレ』が進歩しました。
まだ出来るようになったと胸を張ることはできませんが、これまでの「ダメじゃん」の状態からしたら、もう名犬の域です。
子犬の知能って、階段上がるみたいに成長するのかなあ?
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――育児日記の1話目です――
ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。
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我が家がピーチーを迎えたときのこと
偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。
マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。
ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。
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犬を飼うということ
『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。
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もう一度、犬を飼うということ
愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は?
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。